校長挨拶

 

 地域の皆様、地域の中学生の皆さん、同窓生および関係者の皆様方、また当ホームページをご覧いただきました皆様、校長の齋藤潤弥です。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
 本校は、地域の期待を受け2003年(平成15年)に開校してから、おかげさまで昨年度創立20周年を迎えることができました。これもひとえに関係各位の御協力と御支援によるものと感謝申し上げます。創立以来、一貫して地域産業を支える人材育成を使命とし、教職員一丸となって教育活動に取り組んでまいりました。

 本校は来年令和6年度に新たに商業科「ビジネス創造科(仮称)」が設置され、農業科・工業科・商業科の3つの専門学科を備えた学校として「再起動」します。これを機に本校では、開校以来20年間の実績を踏まえつつ、さらなる飛躍を目指し、様々な改革を実行し「魅力ある新しい学校づくり」を進めてまいります。
 言うまでもなく、高等学校に求められる最大の使命は、生徒一人一人に対し「将来につながる学び」を保証することです。高校生活の中心は、授業であり、日々の授業をとおして、将来に活きる、そして幸せな人生へとつながる学びと学ぶ姿勢を育てることです。本校では、学校生活全体を通してバランスよく学習し、将来の職業人として必要な資質・能力を育てる教育課程をそろえております。教室での授業、各学科の実習や課題研究による体験的な学び、学校行事や部活動を通した社会性の育成や健全な心身の成長、そして農業科では「農業クラブ」での全国の高校生との交流など、他の高校では経験できない数多くの魅力的な活動が盛りだくさんです。恵まれた教育環境の下、共通教科(国数英など)では少人数による授業を展開し、個々の能力に応じた学習を展開しております。

 また、来年度からの商業科「ビジネス創造科(仮称)」新設に合わせ、ほかの高校では学べない特徴的な教育課程(カリキュラム)を準備し、農業・工業・商業の専門的な学びを通して、農工商のスペシャリストを育成するにとどまらず、新たに「学科の枠」にとらわれない「学科横断的な新たな学び」が選択できるように再整理しました。例えば、農業科に所属しながら、工業科や商業科の科目を選択し、将来の就業に必要な学習ができるようになりました。「農業での生産物をどのようにして販売するか」「どのような農産物が市場では求められているのか」にかかわる市場調査など、他学科との複合的な学びを通じて、新たなビジネスを創り上げる起業家としての学びを、高校時代に学ぶことができるものです。

 このように、新庄神室産業高校では教職員一丸となって生徒全員の「将来、幸せに生きていくために」を目指したウェルビーイングな学校として、新たな学校として「再起動」を合言葉に、すべての教育活動に取り組んでまいります。これからも当ホームページなどを活用し、生徒の活躍や学校生活の様子などを積極的に情報発信してまいります。 今後とも、「新しい学校づくり」と「未来へとつながる人づくり」、そして「地域に認められる学校」として進化していくよう取り組んでまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。